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【第42話】暗闇から出てきた3人の男達

      2016/11/08

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(これまでのあらすじ)

16歳で初体験を終えた矢吹。
初体験の相手の衝撃的な事実を知った矢吹は、付き合い始めてわずか1週間で彼女との結婚を決断した。
1年半後に訪れる高校卒業と同時に、荒れ果てた生まれ故郷を捨て、花の都“東京”へ彼女と駆け落ちをする計画を立てた。
この短期間で100万円を稼ごうと、矢吹の選んだ道は『パチンコ』。
極秘テクニックの実践で、いきなり月に50万以上を荒稼ぎすることに成功。
しかし、この戦略は長くは続かず、あえなく全財産を無くしてしまった。
路頭に迷う矢吹の前に現れた一人の男、高校生パチプロ「高橋」。
矢吹は、高橋の教えの一つである”新装開店プロ”になり、負けを取り戻した。
継続的なカネの流れをまた作ることができた矢吹は、付き合い始めた当初のように、彼女とのラブラブな関係を再開させ、高校2年の冬から同棲生活を始めたのだった。
しかし、そんな矢先、またもや矢吹にある惨事が襲ってきた。
深夜1時過ぎに1本の電話がなった。
「すぐに荒波中学に来い!」との正体不明の男からの伝言が...

~~~~~~~

 

荒波中学に到着した。

荒波中学は、少し小高い丘の上にあり、僕が小学校の頃に新設された中学校だった。

僕は校区の異なる、もっと北に位置した植田中学(仮称)に通っていた。

そのため、この荒波中学の地理には疎く、どこに行けばよいのか全くわからなかった。

しかも、時間は既に午前2時近くになっており、外は真っ暗な状態だ。

 

原チャリを校門のところへ置き、懐中電灯片手に荒波中学のグラウンドまで駆け上がってきた。

周囲を見渡しても、ひとっこ一人いやしない。

(単なる嫌がらせか?)

そう思って、正門に戻ろうとした時に、声が掛かった。

「おぉ~~ぅ」

振り返ると、グラウンドの左側の砂利が敷かれた平地から3人の男達が現れた。

懐中電灯を、そっとそっち側に照らした。

すると、そこに立っていたのは、、、。

なんと、高校に入学した頃に仲良くなった、化学科2人と、電気科1人の知り合い3人組だった。

コイツらとは、小学時代からの友達の中谷(仮称)から紹介されて、知り合いになっていた。

一人は、野球部の"マサル"(仮称)、

もう一人は、剣道部の "ツネ"(仮称)、

そして最後の一人は、空手部 "田中"(仮称)

常に3人で、つるんでいることは知っていた。

実は、この3人はバンドをやっていたことで、僕との共通点(※僕もバンドをやってました)から仲良くなっていた。

田中は、凄い金持ちで、自宅にスタジオを持っており、何度か借りたこともあった。

いずれ一緒にやろうか?という話まで持ち上がっていたのだが、ご存知のとおり、僕には彼女が出来てしまったため、そのままバンドはやらず仕舞いの状態となっていたのだ。

その後、この3人は、どんどん服装が乱れて来ていて、高校でもかなり目立った存在となってきていることは知っていた。

 

僕は少し気が緩み、

矢吹:「よう、どうしたんよ?」

なんて、気軽に声を掛けた。

すぐさま、次の激しい声が返ってきた。

ツネ:「お前、誰に口聞きよんか!?おう!!??」

矢吹:「・・・」

そのとき、雲に隠れた月が現れ、3人を照らした。

3人の方も見ると、全員、顔が赤く染まっていた。

矢吹:(飲んでんな、コイツら...)

すると、ツネが野球部のマサルに声を掛けた。

ツネ:「おい、マサル、アイツ、連れて来い。」

矢吹:(アイツって、誰だ?)

野球部のマサルが、校舎裏に行き、一人のヨタヨタ歩きした男の首を掴んで僕の前に連れて来た。

そのまま、マサルはその男を僕の前で、押し倒した...。

疲弊した男が、僕の目の前で転がり込んだ。

見ると、そいつは、バイト先が同じ、化学科の男だった。
つまり、ツネやマサルと同じクラスの男ということになる。

僕は、この男のことはあまり知らないが、最近バイト先で彼女が出来たことは知っていた。

よく見ると、顔面ボコボコに晴れ上がっており、鼻血を出し、口も切れて血が流れていた。

明らかに、ついさっきヤラレタんだってことがわかった。

ツネ:「コイツ、調子、乗とったけ、こんなんしたんよ。」

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矢吹:「・・・」

ツネ:「選べや、矢吹...」

矢吹:「な、何を...??」

ツネ:「俺たち3人から好きなヤツ選べ...」

矢吹:「ごめん、言ってる意味がわからん...」

ツネ:「わからんやねぇやろうが!わかりませんやろうが!!」
   「オレら3人の中から、お前がタイマン張りてぇヤツ選べ!っちいいよんよ!」
   「わからんのか、ボケ!!」

流石に、ここまでここまで糞のように言われたことがなかった僕は、一瞬キレ掛けそうになったが、どこからどう見ても不利であることはわかった。

周囲には何もなく、助けを求めても誰も来ないことはわかる。

酔っぱらっている割には、よく考えた場所だなと僕は呑気に思った。

人間とは不思議なもので、あまりにも絶対絶命の状態になると、意外と冷静になるものだと、このとき初めて思ったのだった。

3人とも酔っているので、一発逆転のチャンスはあるかもしれない...。

僕は、下を向き、考えるフリをした。

ツネ:「オレたちも悪人やないけの、集団じゃなく、タイマンを張らせやろうと思ったんよ。」
   「お前も、中学んときは、結構ケンカっぱやかったらしいやんかのぉ」

どうも、僕の過去を知っているようだ。

少しでも時間を稼ぎたかった僕は、次のような質問を投げた。

矢吹:「なんで、オレをこんな目に遭わせようと思ったん?」

ツネ:「お前、オレ達の教室の前の廊下で、肩で風切って歩きよったやろうが...」
   「そんときの姿がムカついたんよ!」

ある、見覚えが確かにあった。

 

~~~ 『【恋愛小説:第11話】こんにゃく屋の息子の弟子入り』 からの抜粋 ~~~

“目に見えるものが変わった” というよりも、“既に周りは見えなくなっていた” という表現の方が正しかったかもしれない。

同級生が、みんな子供っぽく見えた。

廊下を移動する際には、
背筋を5度ほど後方へ反り、
笑顔の一つも見せずに、
何者顔で肩で風を切って闊歩する自分がいた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

まさに、この時の行動が、今回の引き金になっていたのだ。

目の前で転がった男を指差して、ツネが言った。

ツネ:「こいつもよぉ、女が出来てデカイ面しとったけ、さっきオレがボコボコにくらしてやったんよ。」

誇らしげにケタケタと笑うツネ。
次の獲物は、僕なのだ...。

参った、マジで参った。

絶体絶命のピンチとなった。

あの時のあの態度が、今頃になってこんな形で返ってくるとは...。

矢吹は、ずっと真っ暗な地面を見ていた。

ツネ:「はよ、誰にするか選ばんか!!!!!!!コラっ!!おおお!!」

矢吹:「・・・・・」

(つづく)

yorunokosha

 

追伸:
今、思い出しても気持ちが悪くなります。
この出来事は生涯消えることがないと思いましたが、やっぱり...って感じです。
こんな形で記事に残すようになるとは...。
はっきり言って、かなり残酷な結果が待っています。
しかも、これは始まりにすぎないんですよね。
僕の人生に大きな影響を与えることになったことは言うまでもなく、これを青春と言えるのかは、いまだに答えは出せません。
何故かという理由も、今後分かってきますよ。

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
それではまた。

 

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