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【第08話】振り返れば、奴がいた

      2016/04/26

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M@X(まっくす)です。

興奮しています。

多くの仲間が集まってきています。

「集結」といった言い方の方が相応しいように思います。

肉体が精神に追い付いていません。

この記事も、無意識(※)が書かせているように思えてなりません。

※:あるお方から「無意識=深層意識」ということを教えていただきました。m(__)m

僕自身、一刻も早く "アノ出来事" まで辿り着かせたいのです。

しかし、体を崩してしまっては意味がありませんので、どうか皆さん温かく見守ってあげてください。

意識を持つ僕が書いている記事ではありますが、無意識のもう一人の僕がこの記事を書かせていることは間違いなさそうですので。

それでは、第08話をお送りします。






【第08話】振り返れば、奴がいるた

~~~ 前回までのあらすじ ~~~

12年前に履歴書で足切りされた会社から、突如ヘッドハンティングを受けた矢吹。

佐賀県での研修からスタートしたこの会社で矢吹が見たものは、社員のハイレベルな実力であった。

中でも、群を抜いた実力の持ち主 "中田健二" の存在に、矢吹は脅威を感じ、完全に意気消沈してしまった。

そして迎えた初出社。

あの中田健二との対面。

どうなる?矢吹。この会社で生き抜くことはできるのか!?

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「おっはよぉ~♪」

中田さんのあまりにぶっ飛んだ出社ぶりに、私は動揺を隠すのがやっとであった。

しかも彼は、自分のことを、この会社で "健ちゃん" と呼んでOKと言うのだ。

3つ年下と言えども、会社組織の中で私の上司となった中田さんのことを、今までのように "健ちゃん" と呼べるほど、私は無神経な男ではない。

「いえ、中田さん、それは無理ですよ。これから私は、中田さんと呼ばせていただきます。」

ここは冷静にこのように返した。

「あ、そっすか。まあ、ヤブっさんがやりやすいようにやってもらえればいいっすよ。」

そう言って、中田さんは、サッと自分の席に着き、ヘッドホンを外してパソコンの電源を入れた。

その後から続々と他の社員が出社してきて、最後に江崎支社長が出社して来られた。

江崎支社長は席に着くなり、すぐに私達に声を掛けた。

「今年度の仕事始めなので、皆さん、朝礼しましょう。・・・」

こうして、この支社での最初の一日が始まったのであった。

朝礼が終わり、まず最初に私が始めたことは、社内の各種手続きを行うことであった。

ふと机を見ると、ノートPCの隣に社内封筒が置いてあった。

封筒の中を開けると、"ご入社おめでとうございます" と書かれたレターが1枚あって、次頁から入社の手引き書が数枚ほどホッチキスで留められていた。

その手引き書に沿って、パソコンを操作するのが最初の私の仕事なわけである。

パソコンの電源を入れ、早速作業を開始した。

ところが、ここで大きな壁にぶち当たってしまった。

それは、手引き書は日本語だったのだが、パソコン起動後にモニターに映し出された画面は、すべてが英語だったのである。

よく見ると、パソコンもどうも海外仕様のようで、○○○・コーポレーションという米国の本社から出荷されたもののようである。

なので、当然、初期状態はUS仕様というわけだ。

ちなみに、当時の私は、あまり英語が得意なほうではなかった。
※今でもやん!って突っ込みは止めてぇ~^^;;

10年前のこの頃は、元・富○通ということですっかり和製エンジニアに仕上がっていたため、このカルチャーの違いに、いきなりの洗礼を浴びてしまったわけである。

後ろの津川さんを見ると、もうすっかり自分モードに入っており、とても何か話し掛けられるような状態ではなかった。

他の社員の方々も、サッと朝の事務作業を済ませて顧客先へ出掛けようとしていた。

そして、中田さんはというと、なんと、ヘッドホンを掛けて音楽を聴きながら仕事をしているではないか!
※マジっすよ^^;;

ちなみに、ここの支社は、営業が半分、技術が半分といった構成であった。

私は技術で採用され、この会社での職種は「プリセールスエンジニア」と呼ばれるもので、ソフト販売前の営業支援を行う技術者のような立ち位置であった。

「"プリセールス" という言葉なんて聞いたことがない」という読者の皆さんもいらっしゃるかもしれない。

このORA●LEというソフトウェアは、最上位バージョンで1ライセンス500万円はする。

そこに、年間保守が22%発生するため、1ライセンスが成約出来れば、年間110万円の継続収入が見込めるのである。

日本○○○は、これを代理店展開させていた。

私達は、エンドユーザがお客様というよりも、代理店様が神様なのであった。

そうそう、日本○○○の名刺も既に出来上がっており、

そこには、しっかりと、


「日本○○○株式会社

 福岡支社 プリセールスエンジニア
 マネージャー 矢吹〇〇」
と書かれていた。

この名刺を見て、私は少しだけ優越感に浸った。

なんといっても、12年前に履歴書で門前払いされた会社なわけである。

それでも、この会社のデータベースというソフトウェアに魅力を感じ、長年技術を追求して、ようやく念願が叶って入社できたのだ。

しかも、ヘッドハンティングなわけなので、誰だって有頂天になると思う。

名刺の肩書きは、"マネージャー" 。

当然のことだが、ヘッドハンティングということで、年収は富○通時代の1.5倍以上の契約金を積んでくれていた。

しかし、このことは今、目の前に立ちはだかる問題を目前にして、小さなミクロな世界のおとぎ話となっているわけである...。

抜け道のない現実が、重く私に圧(の)し掛かってきている...。

ゴールが見えず、先に進むことの出来ない壁がそこにはあった...。

全てが英語で映し出されたパソコンの画面で、私はもがき苦しんでいた...。

これは、地獄以外の何物でもなかった...。

・Name
・Address
・Telephone
・Family Parsons

この程度ならまだ良しだが、、

・Former Job
・Job Category
・Career




この辺りから、徐々に回答が難解になってきていた...。

私は大きく深呼吸をして、一つ一つの単語を翻訳ソフトで訳しながら、アンケートに答えていった。

(「一体、こんなアンケートが何ページ続くんだろう...」)

1ページの画面右下にある「NEXT」ボタンに辿り着くまでに、かなりの時間を要しながら、私は目の前の難関を潜(くぐ)り抜けようとしていた。

ちなみにお伝えしておくと、私は自分で言うのも何だが、仕事はむちゃくちゃ速い。

プログラムも1日に数百ステップ、数千ステップを、あっという間にコーディングしていたし、

ドキュメントも瞬速で書き終えていた。

何か問題が生じると、誰よりも速く原因を突き止め対策を打っていた。

顧客との交渉事も得意中の得意で、富○通での売上もダントツ群を抜いていたのであった。

そんな私だったが、英語となると途端にスピードがガタ落ちしてしまうのだった。

アンケートを5、6ページほど回答したところで、ようやく最後の質問に辿り着いた。

以下が、最後の質問であった。

・Salary Account (給与口座)

これに答えて、画面右下の「END」をクリックして、入社時に必要なアンケートへの回答が完了した。

と思ったのだが、、、最後の最後で、私にトドメの一発が画面上に現れたのだった。

"Confidentiality Agreement"

と、書かれたそれは、『守秘義務契約』と呼ばれるもので、契約社会の米国企業では当たり前の儀式であり、社員と言えども会社側としっかり雇用条件を締結させることが常識なわけである。
(まあ、日本の企業も普通に契約書は交わしますけどね...^^;;)

これは、完全にギブアップだった。

その時、後ろから誰かが私に声を掛けて来た。

「ヤブっさん、お昼っすよ!なんか食べに行きましょ♪」

振り返ると、そこには中田さんが紺色のダッフルコートを着て立っていた。

「え?あ、もうお昼ですかっ...。」

時計を見ると12時を回っていて、みんな外に昼食に行こうとしていた。

 

「あ、でも、私、、最後の契約文面を読み終えてなくって...」

「ああ、そんなのどうでもイイっすよ、適当で。僕も中途採用ん時、何も意味がわかんなかったんで。」

「え?そうなのですか...」

「当ったり前やないっすか、ヤブっさん。僕ら同じ高校なわけっすから、わかるっしょ。あ、ヤブっさんは、大学出てましたっけね?失礼しました(笑)」

そうなのだ。私達が卒業した高校は、県立でも出来の良い高校ではなく進学校でもなかったため、英語が得意な生徒は皆無に等しかったのだ。

大学を出たからと言って、英語が話せるようになれるわけがないこと位、中田さんは知っているはずである。

「じゃあ、"I Agree" (同意する) のボタン押しちゃいますね...。」

そう言って、私はパソコン上のボタンを押下し、椅子の背もたれに掛けていた上着を着て、急いで中田さん達と一緒に初めての昼食に出掛けたのであった。

そして、そこで見た昼食の光景が、これまた凄まじくて・・・

(つづく)

■今回のワンポイント
・英語力は絶対に必要です。^^;;

 

追伸:
いやぁ~、早く先の展開へ駒を進めたいです!
読者の皆さんも同じ気持ちだと思います。
決して焦らしているわけでないんですよ...。^^;;
僕が堕ちていくことを忠実に再現するには、今日のような記事も欠かすことができないのです。
ご理解くださいませね。^^;;
ボチボチ、落下していきますので(笑)
次回以降もしっかりと付いてきてくださいね♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(*^_^*)

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