【第19話】壮絶返し!

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バイト帰りに彼女の自宅に立ち寄る日々が続いた。

アルバム事件が壮絶だっただけに、その後に明らかになった数々の彼女の家族の真相(※これはここでは言えません)は、さほど驚くことはなかった。
※普通の人が聞けば、「それって、何かのドキュメント番組なんじゃない?」って位の話です。

というのも、彼女の家族は壮絶かもしれなかったが、僕のお家の事情もそりゃもう負けていませんでしたので。ええ… ^^;;

ということで、今回は、僕の家のことも少しお話ししておきたいと思います。

※本当は、僕の “ある大きな決断” の記事を書く予定だったのですが、やっぱりまだ書けません…本当にごめんなさい。勿体付けてるわけではなく、もう少し時間をください。

では、以下、僕の幼少時代の回想シーンとなります。

僕は、一人っ子。

小さな頃から、一人で遊んでいた。

家は本当に貧しく、今の僕の暮らしを見た人は、まず過去の僕は想像できないと思う。

僕は幼少時代、ずっと古い木造の町営住宅に住んでいて、周囲も同じ外観をした住宅が密集していたが、少し離れると鉄筋コンクリートの住宅となり、こちらは多少生活にゆとりのある人達が住んでいたのだった。

6,000円/月

僕の住んでいる町営住宅の家賃だ。

この家賃を滞納している人達が沢山住んでいた。

説明するまでもないと思うが、治安は最悪だった。

ここで、この当時に本当にあった事件をいくつか紹介しておきたいと思う。

イメージを持っていただくために、「じゃりん子チエ」という漫画をご存知の方は、この漫画を思い出していただきたい。

chie

まさにこの漫画を地で行く町だった。
※いや、この漫画よりももっと酷かったな…^^;;

では、事件をご紹介しよう。

 

■事件-その1

~ 発砲事件(PartⅠ) ~

この事件は、記憶から消え去ることはない。
僕よりも1つ下の子が近所に住んでいて、僕はよく遊びに行っていた。
外観は僕の家と同じなのに、家の中は高価な骨董品が並んであって、子供ながらに不思議な家だなって思った記憶がある。
そんなある日、事件は起きた。
この子のオヤジが、白昼自宅前の道路である男を拳銃で撃ち殺したのだった。
その後に、この子のオヤジは某暴力団の組長だったことがわかった。

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■事件-その2

~ 発砲事件(PartⅡ) ~

僕の家から少し離れた場所には、鉄筋コンクリートの住宅が並んでいた。
ここでも発砲事件が勃発。
鉄のドアに5,6発、鉄砲の弾がブチ込まれていた。
立ち入り禁止でロープが張られていた中に友達と入り込み、
穴に入った銃弾を取り除こうとした記憶が鮮明に残っている。
それは、夏場の時期にクヌギの木の穴の中にいる黒光りするクワガタを採るワクワク感を上回るドキドキ感だった。

 

■事件-その3

~ 東山の金さん事件 ~

近所のおっちゃん達は、なぜか家賃6,000円の住宅に住みながら、ビカビカに磨かれたベンツやクラウンに乗っていた。
おっちゃん達は、日曜日の午後になると、上半身裸で洗車していて、背中には東山の金さんのような桜が舞っていた。
僕は、親父に「なんでお父さんの背中は金さんじゃないの?」なんて一緒に風呂に入っていた時に聞いていたものだ。

 

以上、3つを紹介した。

これはほんの一部に過ぎない出来事であり、挙げたらキリがないのでこの位にしておく。

こんな事件を幼少時代から経験していた僕は、彼女のアルバム事件を発端に明らかになった彼女の家族の真相なんて、本当に “煎餅をかじりながら見ているテレビドラマ” のようなもんだったのだ。

しかも、僕の場合は、親父がこれまたイッちゃっていましたからね。

名を、”タツヒコ” と申します。

次回、もう少しだけ僕の幼少時代のことをお話しさせてください。

「タツヒコ伝説」ということで、3年前に亡くなった我が父に、哀悼の意を込めてお伝えさせていただきたいと思います。

(つづく)

 

追伸:
アメブロ、面白いですね~。
1日のアクセス数やランキング、読者登録数ってものが、こんなに気になるようになるとは思いませんでした。^^;;
なんとかもっとこのサイトを色んな方に知っていただきたいと思うようになっています。
ホントに愛を広げたい!伝えたいっ!!って。
自分の心の変化を楽しんでいる感じです。
いつも本当にこのブログを読んでくださっている皆様に感謝の気持ちで一杯です。
本当にありがとうございます。
暑いんで、夏バテしないでくださいね♪^^

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

それではまた。

 

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