【第69話】駆け落ちモード全開!神様からの贈り物

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(これまでのあらすじ)

 

16歳で初体験を終えた矢吹。
初体験の相手の衝撃的な事実を知った矢吹は、付き合い始めてわずか1週間で彼女との結婚を決断した。
1年半後に訪れる高校卒業と同時に、荒れ果てた生まれ故郷を捨て、花の都“東京”へ彼女と駆け落ちをする計画を立てた。
この短期間で100万円を稼ごうと、矢吹の選んだ道は『パチンコ』。
極秘テクニックの実践で、いきなり月に50万以上を荒稼ぎすることに成功。
その後、失敗と挫折を繰り返すことになるが、なんとか安定的に収益を上げることができるようになった。
「よし、これで駆け落ちはなんとかなる!」
そう思った矢吹は、残りの高校生活で、彼女との同棲をスタートさせる。
このまま幸せな高校生活をエンジョイして、一気に彼女と駆け落ちできると思った矢吹だった。
ところがその後に待ち受けていたのは、次の大きな3つの事件であった。

[その1] 他クラスのヤンキー3名による夜襲事件
[その2] 地域No.1不良「ケント」の子分よる深夜の嫌がらせ事件
[その3] 同級生バイク事故死を発端とした大抗争事件

これら一連の事件の後、不良連中のいやがらせはピタリと止まった。
この影に、宮里さんとFさんが動いてくれていたのである。

問題は解決したのであるが、僕の心は晴れなかった。

続きをどうぞ。
※第69話に相応しい内容に仕上げております。^^;;

 

~~~~~~~

 

行橋・苅田の不良達から、僕が目を付けられないようになったのは、宮里さんとFさんのお陰であることはわかった。

 

ただ、僕はこのままこの街に居続けることに限界を感じていた。

 

例え、高校を無事に卒業できたとしても、この街に居るという選択肢は無いと思った。

 

この街は、あまりにも黒色が強すぎる。

 

彼女と駆け落ちを企てた頃とは、また違った感情が僕の中に芽生えていた。

 

「たとえ身銭がゼロになっても、僕はこの街を捨てよう」

 

本気でそう思うようになった。

※実は前回の記事が、僕が書ける限界の記事です。
これ以上は、本当に書けません。それほどまでに、当時のこの街は腐り切っていましたから。

 

彼女には、このことであらためて「駆け落ちは本当にやるから!」なんてことを言うつもりは毛頭なく、ここから先は愚直に駆け落ち(というよりも、もう脱出ですね)の準備に入って行った。

 

まず、僕がやったことはこうだ。

 

・この街での人脈は、これ以上は増やさない。
・駆け落ち計画は、誰にも話さない。
※ホントに誰にも話さなかったです。ヨシノリにも言っていない。

・中途半端なものは、無理に片付けようとせず、そのまま放置状態にしておく。
 (例えば、宮里さんに貸していたバービーボーイズのCD2枚も
そのままで良いという風に…)

・親戚には就職先が関東の方になったとだけ告げてサッと旅立つ。

 

この位のルールは、瞬時に決めた。
「思い立ったら吉日」
実は、この言葉は、あの与沢翼さんの言葉である。

 

当時の僕を振り返ると、まさにこの心理になっていた。

 

上記のルールを一言でまとめると、僕は次の一言になる。

 

『雲隠れ』

 

それほどまでに、いつかまたどんな形で狙われるようになるか分からないと思ったからだ。

 

現に、、、、。
止め!止め!!止めておきます。
僕はこの街が、完全にクリーンになったとは思えないからです。
※ちなみに、苅田町のH組の組長と妻は病死したことは風の噂で聞きました。
 確かに、デカデカとライトアップされた黒い看板が綺麗に取り外されていますからね。

 

そして、駆け落ちするのなら絶対に決めなくてはならないことがあった。

 

それは、

 

『就職』

 

である。

 

今から約30年前と言えば、丁度バブル全盛を迎えた時期であり、就職先となる企業側は引く手数多(ひくてあまた)となっていた。

 

わざわざ関東へ就職先を求めなくても、そこそこの成績があれば、地元大手企業からの内定の1つや2つは容易にもらえる時代であった。

 

ましてや、僕は高校3年の頃には、成績が学年10位内を常にキープできるようになっており、先生からは大学進学も打診されていた。

 

しかし、僕は何が何でも関東への就職に拘っていた。

 

もちろん彼女との駆け落ち先として、最初から東京への就職を考えていたのだが、当時の担任からは本当に何度も止められ、家庭訪問までされる始末であった。

 

それは、僕が一人っ子だったということで、僕の親のことを考えての配慮だったことが今ならわかる。

 

しかし当時の僕は、「オレの人生の邪魔をするな!」と思っていた。
※今思えば、恥ずかしい話ですよ、ホントに…。反省の気持ちを込めて、母ちゃんを湯布院に連れて来ていますから。この記事を書いている今…。^^;;

 

でも、当時の僕は、本当に情けない話だが、”夢” よりも “逃げたい(捨てたい)” という想いの方が強かったのである。

 

「なんで、こんなヤクザばかり居る街で、オレを育てたんだ?」

 

と、親を恨んだりもした。

 

そして、正直に話そう。

 

あのヤンキー3人組の主犯格であるツネは、銃刀法違反の疑いで逮捕され掛け、夜襲が止められてしまったが、実は34歳になるまで本当に刺し殺したいと思っていた。

 

この気持ちを16年間、ずっと思い続けていた。

 

関東へ駆け落ちし、Uターンで帰省する度に、ツネの自宅の様子を見に行っていた。

 

人の恨みや因縁、執念というものは怖いものである。

 

僕は34歳の頃に鬱病を患い、ある信じられない奇跡の出来事を経験し、その後にあるビジネスを知り、そこで今のメンターとの出逢いがあって、人生が劇的に変わった。

 

この経験が無ければ、今だにツネを恨んでばかりの最悪な人生を送っているかもしれない。

 

そしたら、きっと今の月収200万を稼げるようになった自分は存在しなかっただろう。
※来年から始まる新連載「ノンフィクション・スピリチュアル物語」は、まさにこの34歳の頃の出来事を忠実に再現させる予定です。お楽しみに♪強烈ですよん♪♪あなたの人生も必ず道が拓けるようになります!!

 

話を続けます。

 

僕は、先生から地元の企業への就職を斡旋されたが、就職先は東京にしようと思った。

 

特に拘りがあったわけではなかったが、まずはサラリーマンとして就職し、夜のバイトを始めて、夜の世界に身を置こうと思った。

 

この頃から僕は、“サラリーマンには出世はあっても成功はない” と感じていたのである。

 

当時は、ホストクラブなんて言葉はなかったが、夜の世界の方が絶対に稼げると思っていた。

 

「どうせ、今までもギリギリ・スレスレの生き方をしてきたんだ。
 高校卒業後も、ギリギリ・スレスレの生き方をして、彼女に飯を食わせてやる!」

 

単純だと思われるかもしれないが、これが当時の僕の素直な心理である。

 

ここに、飯を食える根拠なんて何一つなかった。

 

そして、高校3年秋、18歳になった僕は、正式に彼女へ結婚を前提とした駆け落ちのお願いをしたのである。

 

以下は、当時の彼女に言った言葉である。

 

忠実に再現している。

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「葉子、OLの仕事を辞める準備をしてくれ。
 オレはどんなことがあっても、お前を幸せにする。
 どんなことがあっても、食いっぱぐれはさせない。
 贅沢をさせることはできないかもしれないけど、
 生涯に渡ってお前を愛し続けることを誓う。
 そのために、オレは何だってやる。
 但し、人を殺(あや)めることだけはしない。
 ただ、もしも飯が食えないようなことになった時には、オレは盗みもやる。
 オレはお前と生きるために、手段なんか選ばない。
 オレに付いて来て欲しい。」

 

 

この言葉を聞いて、彼女は黙ってうなづき、この数ヶ月後の冬にOLを辞めた。

 

この当時のことを、僕はよく仲間に話すのだが、決まって返って来る言葉は、「お前の嫁さん、凄いわ」の一言である。

 

僕の決断が凄いと言われたことは、今だかつて一度たりとも聞かない(笑)

 

ここで、就職活動の笑い話をしておく。

 

所詮、高卒なわけなので、初任給なんてたかが知れている。

 

僕は、初任給の金額には目も暮れず、ある一箇所のみを就職先候補として探した。

 

それは、

 

「寮のないこと」

 

である。

 

笑ってしまうかもしれないが、本当にこれを就職先の絞込み条件としたのである。

 

そこで、見つかったのが『日設エンジニアリング(株)』いう会社だった。

 

場所は、東京の大塚である。

 

なんと、ここの会社に、僕は電話1本で内定を貰ったのである。※実話^^;;

 

僕の心はというと、”ラッキー♪” の一言だった。

 

寮はないので、自分でアパートを探さなくてはならない。

 

なんと!またまた超ラッキーなことに、寮がないことを申し訳なく思ったここの会社が、アパート探しのために東京までの往復交通費と宿泊費を支給するので、東京まで来てアパートを決めて欲しいというのだ。

 

しかも、な・な・な~んと!大人二人分の交通費を支給してくれるというのだ!!

 

会社側からすると、初めての東京ということで、親と一緒にアパート探しをするようにと配慮してくれたのだろう。

 

僕は、この話を直ぐに彼女へ伝え、東京へのアパート探しに彼女と二人で行くことにしたのである。

 

二人して気分はウキウキ状態!完全に東京への初デート行く気満々モードとなった。

 

そして、ありがたいことに、この会社から、大人二人分の交通費と二泊分の宿泊費が、事前に自宅まで現金書留で送られてきたのである!

 

彼女と僕は、完全に有頂天となった。

 

もちろん交通費は、飛行機代なわけなので、かなりの金額だった。

 

そこで、彼女と僕は、この金額を出来る限り東京での遊び代にしようということで、夜行列車であるブルートレインで東京へ向かうことに決めた。

 

彼女とブルートレインに乗って、初めての東京行きは心が躍ったなぁ~。*^^*

 

では、ここでトキメキモードとなるお話しをお一つ…。*^^*

 

ブルートレインの寝台列車は上下の席となり、上を彼女の寝台、下を僕の寝台とした。

 

このチャンスを僕が見逃すわけがなく、寝台列車が僕にはラブホにしか見えていなかった。^^;;

 

真夜中にコソコソと僕が上側の彼女の寝台に夜這いして、いきなり襲い掛かった。

 

少し抵抗した彼女だったが、激しくキスして口を塞いだ。

 

その後は、そりゃもうハーレムっすよ!

 

彼女もこの状況に徐々に興奮してきて、今度は喘ぎ声を止めるのが大変。^^;;

 

結局、朝方までヤリまくったことが記憶に懐かしいっす(笑)

 

無事に東京へ着き、眠い目を擦りながら、アパート探しをして無事に愛の巣を決めた。

 

その後は、完全に自由タイムとなったわけです。

 

渋谷~原宿を中心に、買い物しまくりましたね。

 

夜は、渋谷の道玄坂に行って、事前に調べていた最高級のラブホに泊まり、そこでも激しく愛し合いました。

 

そして、最終日は、初の東京ディズニーランド!!

 

就職前に、僕らは最高のプレゼントを神様にいただいたのでありました。*^^*

 

 

 

しかし、それから楽しいことばかりが続いたわけではなかったんです。※おい!また落とすのかって。抗争話ではありませんのでご安心(?)を…^^;;

 

彼女に「盗みもやるかもしれない」と言った僕は、ホームセンターで予行練習のつもりで万引きをし、あえなく捕まってしまったのである。

 

就職先も決まり、残すは卒業式を待つのみという超重要な時期にである。

 

普通に考えたら、警察を呼び、学校へ通報され、停学、もしくは最悪な場合には退学となり、就職取り消しも考えられる事件なわけだ。

 

ところが、僕はこの事件をこの場で解決させた。

 

信じられないかもしれないが、この小説で書いていることを、僕を捕まえたホームセンターの店員に “魂” を込めて伝えたのである。

 

そして、スーパーの店員(40代男性)は、僕のこの万引きを見逃してくれたのである。

 

これは、決して自慢をしているわけではない。

 

僕は、この店員さんに心から感謝しているし、その後、僕は一切万引きには手を染めていない。

 

この店員さんとの出逢いが無ければ、今頃、社会人になっても万引き癖が治らず、いつかバレて逮捕され、牢屋にぶち込まれていたかもしれない。

 

ちなみに、この時も彼女は車で黙って待っててくれ、釈放後に一言「バカ」と言われただけである。

 

 

そうそう、車の話で思い出した。

 

 

僕は、何台も所有していたバイクを、この頃、1台だけ残し、他はすべて処分した。

 

そのお金とパチンコで稼いだお金で、中古の日産マーチを買った。

 

当時、諸経費込みで47万円だった。

 

高校3年生の当時に現金で僕は車を買ったので、よく覚えている。

 

そんなこんなで、実はあっという間にお金は無くなってしまっていた。
※東京での買い物が効いたね..^^;;

 

 

ここまで、決まって先立つもの(金)が底を尽きてしまうなんて…。
(よく覚えていないのですが、この頃、僕はもうパチンコ止めているんですよね。ホールの規制が掛かり、パチンコで稼ぐことが難しくなってように思います…)

 

 

どうする?アイフル??
※いやいや、そこだけは手を染めませんよ!僕は。。^^;;

 

 

 

奇跡は、なんと!あの伝説の男がもたらしてくれたのであります!!

 

 

 

次回、久々に登場しますよ!あの男が!!!

 

 

 

そうです!彼です!神様が出没するのであります!

 

 

 

(つづく)

 

desney

 

追伸:
話が一気に、以前の「浮りゆ」流に戻りましたね。^^;;;;;
やっぱ、浮りゆはこうじゃないとね!
ランキングが一気に4位まで落っこちゃてますもん(笑)
まあ、見ててください!
年内一気に取り戻しますからね!!1位に返り咲かせてみせますよ。
「やられたらやり返す・・・」
や、止めときます。もう古いですからね。^^;;;;;;;;

 

 

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
それではまた。

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