【第05話】何を始めるのにも準備が大切

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交換日記が始まった。
何もかも初めてで新鮮。
僕の心はトキメキ続けた。
実は高校の頃の僕は結構グレてて、学年じゃそこそこ目立った存在だった。
生まれ育った街全体がどんよりしていて、まともな高校生を探す方が難しかった。

(先輩や後輩の親は、”ヤ”の付く自由業の方が多かった。)
僕は、酒を飲んでは暴れる父が嫌いで、家に帰りたくないという気持ちが日に日に増していた。
また、同級生との喧嘩もしょっちゅうやっていた。
曲がったことが大嫌いで、とにかく筋の通らないことをやってる奴等との喧嘩は日常茶飯事だった。

(今も僕の前歯の隣の歯は、殴られたときにふっとんだ歯であり、それこそこの歯とは30年近く気持ちの悪い付き合いをしている。)
バイトを始めたのは、少しでも家に居たくなかったという理由と、遊ぶ金が欲しかったからだ。
彼女との出逢いがなければ、僕はもっとアウトローな道に進んでいたことは間違いなかったと思う。
付き合っていた男友達も、家庭が複雑なグレた連中ばかりだった。
こんな僕だから、当時の服装や髪型は酷いもんで、学ランはヘソが見えるんじゃねぇの?って位に短く加工した短ランにズボンはぶっかぶかのボンタン(わかります?^^;;)。
これを腰履きして、肩で風を切って歩いていた。
髪はパーマに金髪、バイト先にはマフラーに何箇所も穴を空けた原チャリで爆音を響かせながら、くわえタバコで通っていた。

 

「男は女で変わる」

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別にどっかから持ってきて付けた言葉ではないが、男なら誰もが納得すると思う。
僕も例外ではなく、彼女とので出逢いで大きく変わった。
まず、爆音を鳴らしていた原チャリのマフラーの穴を、音がうるさくない程度にネジでふさいだ。
学ランとボンタンは、当時のステータスだったので、そのままにして、髪の毛の色を少し濃いめの茶髪に変えた。
そして、くわえタバコを止めた。
自分の中の最低限女性と付き合う上でのルールみたいなものを意識したんだと、今になると思う。
そして、何より変化があったのは鞄だ。
ぺっちゃんこに潰してマーカーで落書きだらけにした鞄は、高校二年になると家のどっかに転がっている始末。
手ぶらで学校に通うことを美徳としていた。
しかし、そうも言ってられなくなったのだ。
そう、僕は当時のモチベーションを最高にしてくれるもの、

 

『交換日記』

 

を手に入れたわけだから、これを保管する鞄が必要なわけだ。
部屋の中からなんとか鞄を探し当て、ホコリを掃って、命よりも大切なノートをさっと入れた。

交換日記をする準備は整った。
しかし、その後に襲い掛かる数々の試練など、この頃の僕には当然のことだが予想できるわけがなかった。
恋愛と同時に、ある戦争が始まるのだった。
夜明けの来ない朝はない。
※なんとなく書いてみたかった(笑)

(つづく)

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

それではまた。

 

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