【第02話】消えた妻

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僕に全く興味を示さない彼女に、なんとか興味を持たせる方法はないか?
陳列棚に並ぶ色とりどりの野菜を見ながら、いつしか僕はこのことばかりを考え始めていた。

(冷たそうで俺は苦手やね)
この発言は、とっくの昔に完全に僕の頭の記憶からは消え去っていた。

淋しげな目で外の景色を見つめる彼女の視線を、なんとか僕に向かせたい。

そして、笑顔を見てみたい。

恋愛経験のない高校二年生の当時の僕は、限界を感じていた。

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(不器用に行動し、なんとか笑いを取れないだろうか?)
僕は一所懸命に失敗し、その姿をアピールしていた。

(どんなことをやってでも興味を持たせたい)

 

こんな気持ちからとった行動だった。

彼女が僕の存在に気づいてくれたかは、まったく分からなかったが、やるだけのことをやっていた。
そして、その後、彼女は僕の前から姿を消した。
(つづく)

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

それではまた。

 

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