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【第15話】覚醒前夜

      2016/04/26

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M@X(まっくす)です。

今回、一気に話を加速させます!

私自身に連続的に起こった出来事をかなり忠実に再現することができました。

じっくりとお読みください。

そろそろ『覚醒』しますので...。

第15話、スタートします。






【第15話】覚醒前夜

~~~ 前回までのあらすじ ~~~

12年前に履歴書で足切りされた会社から、突如ヘッドハンティングを受けた矢吹。
しかし、転職先で矢吹を待っていたのは、社員のハイレベルな実力であった。
自信を失い、達成感を得ることが出来ず、真っ逆さまに奈落の底へ落ちていく矢吹。
あっと言う間の、僅か3ヶ月程度で鬱病となってしまった。
そして、遂に矢吹に禁断の症状が出た・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~

全てが最初から決まっていたという真実を知ってしまった私。

恐怖という概念を超え、この現世に生きることの意味が分からなくなり、完全にパニック状態に陥ってしまったのだ。

考えてみて欲しい。

もしも、自分自身の死ぬまでのゴールが全て最初から決まっているとしたら、自我を持つ生き物である我々人間は、果たして正常な精神状態を保てるだろうか?

しかも、1分1秒の全てのプロセス(過程)も、分刻み、いや秒刻みで、全て最初からプログラミング化(定義)されているとしたら...。

私達は、未来が予測出来ないから、生きて行くことが出来るのではないでしょうか?

誰だって、幸せになりたいと切に願っているわけですよね?

喜びだけじゃなく、悲しみだって人生にはある。

悲しみに打ちひしがれても、その先には必ず喜びが訪れる。

そのことをイメージして、胸を膨らませることが出来る、つまり『希望』を持つことができるのが "意識体" である我々人間ですよね?

それは、未来はイメージ出来ても、この先どうなるかわからないという『人生ゲーム』が繰り広げられているからこそ、生きることができるのだと私は思うわけです。

もう少し、この話は引っ張らせてください。

未来が全て決まっているとしたら、生きる楽しみなんてあるはずもない。

例えば、貴方がオリンピックの代表選手だったとしよう。

4年後のオリンピックで金メダルが確定していることが分かっていたとしたら、夢中になって4年後のオリンピックを目指すことが出来るだろうか?

この例は、成功することが決まっていた場合の話であるが、逆の失敗もまた然りである。

今、成功を夢見て何かのビジネスにチャレンジし続けているとして、10年後には事業に失敗してホームレスの生活を余儀なくされることが分かっていた場合に、そのビジネスを一所懸命に取り組むことが果たして出来るだろうか?

人は未来を知りたがる。

私の知り合いの為替トレーダーは、"1分先の未来が予測できればどんなに良いだろう" と言っていた。

これは、私も個人投資家として同感であるが、未来を予測できるのなら、1分後までにして欲しい。

死ぬまでの予測なんて要らないし、それを確実に言い当てる占い師がいるとしたら、私は絶対に会いたいとは思わない。

私は、自らの力で未来を見ることができる状態になってしまったのだが、それを拒み、パニックに陥ったのである。

今、考えても、とても恐ろしいことだが、それは本当に見ようと思えば見ることが出来たのだ。

幸いにして、パニック症候群の薬で、このことを阻止することが出来たのだが、もしも未来を見ていたら、私はもうこの世に存在していなかったのではないかと思う。

そんなわけで、私のパニック第2波は、"未来の予測能力の受け入れ" を拒むことで治まったのであった。

この日のこの出来事から、私は非常に不安定な状態が続くようになっていった。

しかし、『不安定』といっても、決して鬱病特有の "不安な心の状態" が続くというものではなく、次から次へと次元を超えたことが起こり始めたのである。

まず、感性や直感力が非常に鋭さを増し、普通の男性が気づくことができないことに気づけるようになっていったように思う。

例えば、レストランに入ると、まずレストランの室内全体のありとあらゆる情報が瞬時に入ってくるようになった。

室内の広さや奥行きの空間の演出、壁に掛けられた絵画の細かいデザインの芸術性、テーブルや椅子のレイアウト感、食事と一緒に出されたお皿の小さなアートやグラスの質感まで、細かく目が行き届くようになっていた。

そして、それぞれのアートを創り出した人の気持ちを感じ取り、小さな感動を味わえるようになっていった。

また、テレビのニュース番組を見ても、これまでとは違った見方が出来るようになった。

今までの自分は、ニュースの内容にしか意識が行かなかったのだが、急にニュースキャスターの容姿(服装や髪型)にまで意識が届くようになったり、スタジオのバックの演出(置き物や絵画等)にも、目が行き届くようになっていた。

ここでも、このニュース番組一つ作るにしても、沢山の人達の気持ちを感じ取り感動を覚えたのだった。

このことは、帰宅した自宅の室内にも及んだ。

妻が部屋のあらゆる場所に、飾っている花や絵画、そして「相田み●を」さんの言葉の色紙にも意識が注がれていった。

"こんなにも、人間って、相手や人を癒したり、和ませたりするために、色んなところに演出や工夫を凝らしているのか?"

この当時の私の正直な想いである。

私は、意味もなく妻にひとことお礼を言った。

 

「ありがとう」

 

そして、今、自分の身に起きている、これらの現象を素直に妻へ報告した。

妻は言った。

 

「やっと、人間らしくなってきたんだね...」

 

私は返す言葉がなかった。

更に、この私自身に起きた現象は、人間の作り出すアートに限っただけでなく、普通に街を歩いたり、電車に乗ったときにも起き始めていた。

はっきりと覚えているのは、出勤時の電車の窓から見える "街の風景" に感動したことだ。

 









 

街は、様々な色で彩られ、緑一つとっても、そこには深い緑や薄い緑がある。

私は、出勤時にも、電車の窓から見える人間が創り出した造形物や、自然が創り出した創作物に、感動していた。

そして、この "街の風景" に感動した私は、昔良く聞いた尾崎〇の同名の詩である『街の風景』という曲を帰宅してからしっかりと聞いてみた。

歌詞の中で、特に次の言葉に胸を打たれた。

 

「人生は、キャンバス」

「人生は、五線紙」

「人生は、時を演じる舞台」

 

そして、次に示す最後のメッセージに、私は涙した。

 

『無限の色を散りばめた 街の風景』

 

このように、私自身の中で、徐々に変化が起き始めて来ていることを実感し始めていた。

よく聞く言葉をそのまま使わせていただくならば、

 

"感性が研ぎ澄まされてきた"

 

のであった。

鬱病の薬を飲んでいたので、その副作用で幻覚症状が出始めているのではないかと思われる方もいるかもしれないが、決してそうではない。

私の周囲の鬱病経験者に、鬱になったときにどんな状況になったのか聞いてみても、一人たりとも私と同様の経験をした人はいない。

日々、目まぐるしい変化が続いた私は、脳が激しく興奮し続けることに戸惑っていた。

風呂に入って湯船に浸かり、風呂釜の端を枕のようにして頭を乗せ、天井を見上げると、脳が心臓を打っているように激しく鼓動していた。

それは、夜眠る間際も続き、不眠症を加速させることとなった。

このことを心療内科の先生に伝えると、先生は「ハルシ〇ン」を処方してくれた。

ハルシ〇ンをご存知の方も多いと思う。

ハルシ〇ンとは、"睡眠薬" ではあるが、使い方を誤ればドラッグのような幻覚作用をも引き起こす。

イギリスでは、処方が禁止されていることでも有名である。

流石の私も、ハルシ〇ンの服用には、躊躇(ためら)うものがあったが、不眠症を緩和できるのならばということで、処方されたその夜から飲み始めることにした。

ところが、なんと、ハルシ〇ンは私には全く効かなかった。

ハルシ〇ンは、すぐに効果があるため、睡眠前に飲む必要があり、私自身、睡眠前に一息に飲んだ。

すると、どうだろう...。

まず、つま先から徐々に神経の感覚が消えていくではないか。

指先からも徐々に神経の感覚が消えていく...。

それは、徐々に心の臓にまで達し、顔面に遷移してきた。

顎から口元にも神経が無くなる感覚が伝わってきて、鼻を過ぎ、目と耳に来て、最後に脳にまで神経が無くなる感覚が襲ってきた。

 

(「あ、これで全神経が消えて眠るんだな...」)

 

と思い、そのまま脳まで神経が無くなる感覚が達した。

そして、、

脳だけが、鼓動を激しく打っていた。

全身、ほぼ金縛り状態のまま、脳だけがギンギンだった。

男性の方ならお分かりいただけると思うが、下半身がギンギンになる、あの感覚が脳で起こっているのであった。

そんな日々が暫く続いた。

そして、いよいよ私自身にある強い感覚が現れてきたのである。

それは、

 

『覚醒』

 

だった。

 

(つづく)

 

■今回のワンポイント
・女性の持つ感性を学びとることは非常に重要である。

 

 

追伸:
読んでいただけると分かりますが、いよいよ後半に突入しています。
『覚醒』これがお釈迦様と繋がりがあるのか?
次回、ご期待ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(*^_^*)
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