UWARIYU

ウキウキワクワクする理由がココにある(UWARIYU)

【第65話】何かが動き始ている...

      2016/11/08

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(これまでのあらすじ)

 

16歳で初体験を終えた矢吹。
初体験の相手の衝撃的な事実を知った矢吹は、付き合い始めてわずか1週間で彼女との結婚を決断した。
1年半後に訪れる高校卒業と同時に、荒れ果てた生まれ故郷を捨て、花の都“東京”へ彼女と駆け落ちをする計画を立てた。
この短期間で100万円を稼ごうと、矢吹の選んだ道は『パチンコ』。
極秘テクニックの実践で、いきなり月に50万以上を荒稼ぎすることに成功。
その後、失敗と挫折を繰り返すことになるが、なんとか安定的に収益を上げることができるようになった。
「よし、これで駆け落ちはなんとかなる!」
そう思った矢吹は、残りの高校生活で、彼女との同棲をスタートさせる。
このまま幸せな高校生活をエンジョイして、一気に彼女と駆け落ちできると思った矢吹だった。
ところがその後に待ち受けていたのは、次の大きな3つの事件であった。

[その1] 他クラスのヤンキー3名による夜襲事件
[その2] 地域No.1不良「ケント」の子分よる深夜の嫌がらせ事件
[その3] 同級生バイク事故死を発端とした大抗争事件

これら事件の全てを彼女に包み隠さずに話した矢吹。
矢吹は、そこで初めて知った彼女の行動の衝撃的事実に号泣してしまう。
そして、その夜、彼女は闇夜に消えて行ってしまった...。

続きをどうぞ。

 

~~~~~~~

 

闇夜に消えた彼女を、僕は追い掛けようとはしなかった。

 

喧嘩をして、彼女が部屋から飛び出したことは過去に何度もあり、僕はその都度、彼女を探しに深夜、外に探しに出掛けたことは幾度となくあった。

 

彼女を見つけ出すまでは、僕は、絶対に家には戻らなかった。

 

しかし、今回は事情が違う。

 

彼女の取った行動は、何かとても深刻な気がした。

 

うずくまって泣いた僕に、呆れて出て行ったような感じには映らなかった。

 





 

 

その夜、僕の右腕は久しぶりに軽くて、体の半分が抜け殻のようだった。

 

いつも、僕の右腕に小さな顔を乗せて、小さな寝息を立てて、子猫のように丸まって眠る彼女が居なかったために、僕は朝まで一睡も出来なかった...。

 

そして、一晩が経ち、その夜は、いつもと変わらぬ彼女が、仕事を終えて部屋に戻ってきてくれた。

 

昨夜、どこに行ったのかはあえて聞かずに、その夜から僕達はいつものように強く愛し合った。

 

この頃から、何かが変わって行った感じがした。

 

僕の心が変わったように思えたのだが、そうではなかった。

 

集団暴行に加わった化学科の連中とも、学校で会っても、普通の学生同士のようにすれ違う関係になっていたし、中には普通に挨拶をしてくる連中もいた。

 

僕は、生徒会長の龍也が、化学科の連中に何か言ってくれたのかとも思ったのだが、それは違うと思った。

 

龍也が保健室で高校中退を止めてくれたあの時に、龍也自身が保健室を後にする際、一言、次の言葉を投げて去って行ったのだ。

 

 

龍也:「俺は今回の件は、何も聞かなかったことにする。
集団暴行の件も、俺が矢吹から聞いてことをアイツらに言ってしまうと、俺が生徒会長であうが故に、生徒会と生徒との中立を取るのことが難しくなる。
だから、矢吹も今回、俺とこうして話したことは、誰にも言わないで欲しい。」

 

 

もちろん、僕は龍也との話し合いを行ったことは、親友のヨシノリにも言わなかった。

 

龍也も僕と交わした約束を破るような、軽い男ではないことくらいは百も承知だった。

 

となると、一体何が起こったというのだろうか?

 

 

実は、変化があったのは、高校内だけではなかった。

 

 

実のところ、この頃の僕は、苅田町を普通に出歩くことも難しい状況になっていた。

 

ケントの子分による嫌がらせ事件以降、夜な夜な僕の単車を借りに来るようなことは一切無くなってはいたのだが、苅田町を普通に歩くことは危険な状態だった。

 

当時の苅田町は、特に駅周辺に不良達がタムロしていて、僕は結構、バリバリの不良連中からは目の仇にされていた。

(単車貸し出しの件は、一件落着していたものの、それはケントが「僕から単車を借りるな」と指示を出していたに過ぎず、僕と絡むなと言ったわけではなかったわけだ...)

 

 

「いつでもお前とタイマン張ったるぞ!」

 

と言わんばかりに、駅を歩くと、僕にガンを飛ばしてくる不良達が何人もいた。

 

彼女と付き合う前(高校1年の頃)は、こいつらとも、よく喧嘩をしていて、逆にこっちからガンを飛ばして喧嘩を売っていたこともあったのだが、彼女と付き合い始めてからは、僕からガンを飛ばすようなことは無くなっていた。
※彼女と手を繋いで歩いている時にガンを飛ばされて、その場で取っ組み合いの喧嘩になることもよくあって、その都度、彼女から "喧嘩は止めて!" と言われていたのだ。こうして、僕は徐々に大人しくなって行ったのだった。この記事を書いていても恥ずかしくなります...

 

しかし、何故か、苅田町を歩いても、僕にガンを飛ばす不良達もいなくなっていたのだ。

 

 

(「一体、何があったんだ...」)

 

 

この状況が、僕にはたまらなく不気味であった。

 

 

 

 

そんな日が続き、高校3年になって、僕は本当に普通の高校生に戻ったように彼女と高校生活最後の1年を楽しんでいた。

 

彼女もすっかり笑顔を取り戻し、高校3年、最後の夏は、山口県の西長戸という山陰にある海に行き、眩しすぎる位の彼女の黒いビキニ姿を目に焼き付けていた。

 

僕は、一連の騒動で学年の成績も中間付近にまで落としていたのだが、猛烈に勉強をして、再度成績をトップクラスに戻していた。

 

また、高校3年の秋から始まる就職活動に備えて、茶髪&パーマの髪型も、黒くストレートに戻し、就職活動に備えた。

 

この頃、もっとも笑えるのは、卒業写真である。

 

クラス全体の集合写真では、僕とヨシノリは、端っこの方でポケットに手を突っ込み、バリバリの茶髪に染め上げたリーゼントで睨みを利かして映っているのに対し、個人写真は、黒髪のサラサラヘアでうっすら笑みを浮かべて写っていることだ。

 

しかも、細く尖らした眉毛は、彼女に借りたまゆ墨(ずみ)で、黒く、且つ ぶっとく書いて写っていた。

この写真を同一人物と気付くのは、「笑っていいとも」で百人中1人を当てることもできないと出来ないと思う。

 

先生から、この個人写真を就職希望先企業へ送るという風に脅されていたためである。

 

僕は、出来上がった卒業アルバムを、彼女に見せるまでもなく、手元に届いたその日のうちに、破り捨てて燃やしてしまった(笑)
※今、ちょっと後悔してます(>_<;;

 

そんなこんなで、高校生活最後の夏が終わり、就職活動の時期が近づいてきた時に、ヨシノリが授業中に僕の耳元で囁いてきた。

 

 

ヨシノリ:「丈、お前、あの事件以降、なんで平和になったんか知っとうか?」

 

 

平和を取り戻して、普通の高校生に戻っていた僕は、あの悪夢の半年間の出来事は、すっかり頭から離れてしまっていた。

 

 

丈:「え?...や、やっぱり何かがあってたんか!?」

 

 

その日の放課後、ヨシノリが僕の部屋にやってきた。

 

 

(つづく)

 

cupple

 

追伸:
次回、いよいよ、高校生活が平和になった真相が明らかになります。
しかし、それは壮絶な裏の世界での動きが・・・・
まだまだ、このノンフィクション恋愛小説には目が離せませんよ!

 

 

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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