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【第62話】Scrambling Rock'n' Roll

      2016/11/08

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(これまでのあらすじ)

 

16歳で初体験を終えた矢吹。
初体験の相手の衝撃的な事実を知った矢吹は、付き合い始めてわずか1週間で彼女との結婚を決断した。
1年半後に訪れる高校卒業と同時に、荒れ果てた生まれ故郷を捨て、花の都“東京”へ彼女と駆け落ちをする計画を立てた。
この短期間で100万円を稼ごうと、矢吹の選んだ道は『パチンコ』。
極秘テクニックの実践で、いきなり月に50万以上を荒稼ぎすることに成功。
その後、失敗と挫折を繰り返すことになるが、なんとか安定的に収益を上げることができるようになった。
「よし、これで駆け落ちはなんとかなる!」
そう思った矢吹は、残りの高校生活で、彼女との同棲をスタートさせる。
このまま幸せな高校生活をエンジョイして、一気に彼女と駆け落ちできると思った矢吹だった。
ところがその後に待ち受けていたのは、次の大きな3つの事件であった。

[その1] 他クラスのヤンキー3名による夜襲事件
[その2] 地域No.1不良「ケント」の子分よる深夜の嫌がらせ事件
[その3] 同級生バイク事故死を発端とした大抗争事件

僕の仕返しをしようと立ち向かってくれたヨシノリも、タイマンで負けてしまった。

負の連鎖が止まらなくなった矢吹が、次に取った行動とは...。

続きをどうぞ。

 

~~~~~~~

 

大沢とヨシノリのタイマンから、数日が経過していた。

 

僕は、ヨシノリを自分の事件に巻き込ませてしまったことで、甚(いた)く落ち込んでいた。

 

敵である化学科のヤンキー連中だけでなく、機械科のクラスメイトにも、なんとなく後ろ指を指されているような感覚に襲われていた。

 

ヨシノリは、あの事件については一切触れることはなく、普通に学校に来ていた。

 

また、ヨシノリに化学科の連中をヤるよう指示した宮里さんに至っては、その後、学校にはピタリと来なくなってしまっていた。
※元々、宮里さんが学校に来ることは滅多になかったのだが...

 

僕は教室から出ることも嫌になり、ほんの5分の通学も人目を気にしながら通うようになっていった。

 

今思うと、軽い躁鬱状態になっていたように思う...。

 

この頃は、彼女との恋愛も下降線だったようである。

 

彼女と何をしていたのか、ほとんど記憶にないのだ。

 

とにかく、僕は学校へ行くことが嫌で嫌で仕方なく、取りあえず出席日数を確保するためだけに学校へ通っていた。

 

放課後は、現実逃避するかの如くパチンコ屋へ行き、金を稼ぐことだけに専念していた。

 

既に、毎月安定的に20万程度をパチンコだけで稼げるようになっていた僕は、金銭面で苦しむことはなく、なんのために学校に通っているのかもわからなくなっていた。

 

 

「学校を卒業する」
「会社に就職する」
「金を稼ぐ」
「生活をする」
  :

 

 

こんな当たり前の未来のレールに、自分を重ねることに嫌気が差していた。

 

化学科の同級生のバイク事故死という事件のインパクトは大きく、生きる目的って何だろう?と自問自答していた。

 

そうそう、この頃の彼女との思い出の中で、1つだけはっきりと覚えていることがある。

 

その日は、パチンコ屋の新装開店がない日だったので、僕は、学校から帰ると、両方のウーハーが破れた(*1)大きなステレオのCDプレーヤーに、尾崎豊のCDを入れて大音量で聞いていた。

*1 : 「【恋愛小説:第20話】タツヒコ伝説」を参照願います。この記事は、相当オモシロいっすよ!僕の中では最高の記事に仕上がっていると思っています。*^^*

 

その歌詞の一部が、この頃の弱った僕の心を激しく揺さぶった。

 

 

「自由になりたくないかい?
 熱くなりたくはないかい?
 自由って一体なんだい?
 君は思うように生きているかい?」

 

 

この曲は、『Scrambling Rock'n' Roll』 という曲だった。

 

僕は、どこかで尾崎豊が僕のことを見ているのかと思えるこの歌詞に驚き、CDケースから歌詞カードを抜き取り、この曲のこの歌詞の部分だけを何度も何度も読み返した。

 

 

「自由になりたくないかい?
 熱くなりたくはないかい?
 自由って一体なんだい?
 君は思うように生きているかい?」

 

 

「自由になりたくないかい?
 熱くなりたくはないかい?
 自由って一体なんだい?
 君は思うように生きているかい?」

 

 

「自由になりたくないかい?
 熱くなりたくはないかい?
 自由って一体なんだい?
 君は思うように生きているかい?」

 

 

そして、破れたスピーカーの横に顔を充てて、尾崎豊と一緒になってこの曲を思いっきり歌った。

 

(!!注意!!) ※音量を下げてください!! JR通勤の方は、ご自宅で見てください!!



(初の本人出演です(爆笑)はっきり言ってバカです!!*^^*お見苦しくって、ホントにゴメンナサイ!!(>_<;;))

 

それは、"歌う" というよりも、"雄叫び" に似た声となって外に響いていたことだろう。

 

そこに、彼女が仕事を終えて、僕の部屋に入ってきたのだ。

 

その時の彼女の驚いた顔が、今でも忘れられない。*^^*

 

そりゃそうだろう。

 

毎日、憂鬱に過ごしていた僕が、この日だけは思いっきり声を張り上げて尾崎豊の曲を歌っていたのだから、驚かない方がおかしい。

 

僕は恥ずかしくて、急いで音量を下げて彼女に「おかえり」と言った。

 

 

ここまでの記憶は、はっきりと覚えている。

 

 

 

その後、僕は『尾崎豊』という男について調べてみた。

 

高校を中退し、他の皆が卒業式の日に、新宿ルイードというライブハウスでデビューしていたことを知った。

 

しかも、その後のパフォーマンスが凄く、ステージ上に仕掛けた高台の上から、観客目掛けてダイブし骨折をするという惨事に遭いながらも、ファンに笑顔を送っている写真が強烈だった。

 

 

 

この時に、僕は高校を辞めようと思った。

 

 

 

(つづく)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

追伸:

完全に負け犬ですね。
ホント、当時に自分に会えるのならば、会ってぶん殴ってやりたいですよ!
「お前ね、まだ何も形になってねぇ~じゃん!
そんなんで学校辞めてどうすんのよ!!
彼女との約束(駆け落ち)は、まさかパチプロで飯食うから付いて来いって言うのか?
人生、舐め切ってんじゃねぇぞ!!」
ってね。^^;;
まあ、次回も情けない僕の哀れな姿を楽しんであげてください。
救いの神が現れますから。
※こんなんばっか..僕自身がカッコイイシーンは何もないんですよ..(;_;)
でも、これでイイと思っています。今も同じ。
周囲の仲間がカッコいい人ばっかりなんです...。
だから諦めることができないんでしょうね♪人生ってやつを。*^^*

 

 

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
それではまた。

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